完成物件ギャラリー

I邸フルリフォーム

板橋区 木造2F建て
リフォーム前外観
ちなみに弊社社員(HP管理者)の物件です。
家族5人(夫婦+子供3人)でこんな小さな場所で
より良い暮らしをするためにリフォームすることにしました。
まずは閉鎖的だった為、塀を取り壊します。
かわいそうだけど、バラもとっちゃいました。さみしい。
内装はすべて解体しました。
断熱材は入っていませんでした。
どうりで夏暑くて冬寒いはずだ。
骨組みだけにすると昔の建物は少し不安になるぐらい華奢です。
基礎も地盤が露出していて、湿気や虫が入ってくるので
フィルムを敷いた上にコンクリートを打設しました。
断熱材も隙間なく施工します。
当然床下にも断熱材。
2Fの天井高さが欲しかったので、屋根は外断熱としました。
そして内部適所に構造用合板を貼り、耐震補強もします。
古いサッシは総取り換えし、断熱性の高いLow-E複層ガラスのサッシを選択
2Fの天井はできるだけ高くするため、古い梁もむき出しにしてしまいました。
ベランダ下の下屋の屋根もべニア・防水フェルトからやり直しです。
屋根も防水フェルトを貼ります。
鉄板の仕上げなので、フェルトは雨音対策の効果もあります。
屋根は換気棟を使用し、通気性を高めます。
構造上取れないけど、不格好な柱と梁はどうしましょう?
金物で補強後、外壁によく使われるラスカットと呼ばれるモルタルが塗れる板を貼り
モルタルを塗ってコンクリート風の柱・梁に見せちゃいます。
少し贅沢をして1Fの天井は全て羽目板貼りとしました。
恥ずかしいけど、改修前の浴室です。
ユニットバスではなく、いわゆる在来工法の浴室です。
はっきりいって、扉とサッシを変えただけで、上から貼ったり塗ったりしただけです。
無理にユニットバスを同じスペースに入れても確実に狭くなるので実験的にやってみました。
ヒノキ羽目板の壁天井に話題のモールテックスをプラスした狭いながら自慢の風呂です。
ここだけ、サッシの色を明るい木製柄にしたのもこだわりです。
旧キッチン 退去前なので散らかってますが、、、
この場所が浴室の脱衣場も兼ねているという何とも微妙な配置でした。
旧キッチンを小さなリビングにしてみました。
洗面脱衣所も作ったためにこんなに狭くなりましたが、家族のお気に入りの場所となりました。
洗面脱衣所 やっと脱衣所と洗面台のある家になりました。
大量の湿気が予想されるので、この部屋のみビニールクロス仕上げとしています。
脱衣所の棚は住んでみないとどのように使えるかわからなかったので可動棚にしました。
このタイプの可動棚は便利なので、この家では多用しています。
このような感じだった2Fの部屋も
天井を高くして開放的に。
露出してしまった梁も研磨と塗装をしてアクセントにしております。
この家の洗面所以外の壁は全て珪藻土で調湿性を期待しています。
同じく2Fの部屋のもう片方は高い天井を活かして、上がベッドの2人分の子供空間に
子供が自分の空間として自らカスタマイズしていってほしいものです。
狭かった玄関もキッチンとひとつなぎにすることで広がりました。
例のコンクリート風柱もお気に入りです。
ここでも壁からはね出した形の可動棚で多様性を作っています。
旧リビング 退去前なので、、、(以下省略)
旧リビングをダイニングキッチンにしました。
玄関から直に通じる空間で家族の集合場所にぴったりです。
この机もモールテックスで仕上げたものです。
トイレのみ、床はクッションフロアとし、腰高までキッチンパネルで防汚性を高めました。
ベランダも少し広げて居場所の一つとなるようにお化粧直ししました。
ルーバーとデッキ材は非木材なので、メンテナンスフリーです。
リフォーム後外観 
見えるところの大半をルーバーが占める一風変わった外観になりました。
道路側から見える外壁は金属製サイディングで玄関周りは木目調サイディング。
道路側から見えない面とルーバーの下の壁は塗装のみという
低予算仕様ながら一見新築に見せるという当初の目標はクリアしたと自負しております。

コロナ禍で偶然にも子供達が自宅待機という時期に重なり
内装仕上げ、外壁ルーバーの施工を大部分一緒にできたというのも
施工屋冥利に尽きる出来事でした。